楊三郎美術館作品一覧
楊三郎について
楊三郎は1907年台北に生まれた。小学時代、塩月桃甫の油絵に強く惹きつけられ、芽生えた創造への夢をもとめて日本留学した後、渡仏。印象派のコローやモネの影響を受けつつ、画作に没頭し、作品は「台展」や日本の「春陽展」などで数々の入選を果たし高い評価を受ける。彼の創作への情熱は生涯衰えることがなかった。フランスから帰国後、陳澄波や李梅樹、在台日本人画家の立石鉄臣らと台陽美術協会を設立した。その伝統は今も受け継がれ、台湾美術史の発展に尽力を注ぎ多大な貢献をしたため、「台湾第一代油絵大師」として認知される。晩年には「国家文芸賞」特別貢献賞、文化勲章などを受賞した。「芸術は一本の山道である。画家は毎日歩みを緩めてはならない。最高峰に向かって一歩一歩登っていくのだ。」とは、楊三郎の長年の信念である。
威尼斯風景 (1978) (ベニスの風景)
龍洞(1983)
玉山日出 (1985) (玉山の日の出)
旭 (1986)
法蘭克福之朝陽(1994) (フランクフルトの朝陽)